Carl Hansen & Son CH53 |
では、本題です。義足の人たちがTV等で取り上げられる時って、走ってるとか、山を登ってるとか、ダイビングしてるとか、ある意味、派手な所ばかりで、日常生活がなかなかクローズアップされないんです。
家の中では義足を履いて生活しているのか、脱いで生活しているのか、わからなかったりして、僕は悩みました。で、両方試してみた結果、今のところ、脱いで生活した方が楽ということがわかりました。
その時に活躍してくれているのが、カール・ハンセンのハンスJ.ウェグナーデザインによるこのスツール、CH53です。我が家のダイニングは、CH24(所謂Yチェア)4客をメインで使用し、CH53を2客、来客時の予備にしていました。
家の中を移動するときは四つ這いになるか、CH53を支えに膝で歩くかになります。CH53を使わなくても膝立ち歩きはできますが、使った方が全然動きが速いのです。
そして、ダイニングテーブルでも僕はCH53を使っています。Yチェアだと肘掛けがあるので、床から座ることが出来ないのです。でも、CH53ならこんなやり方で、座ることが出来ます。
①まず、ぴょこんと乗っかってくるベッキーにどいてもらいます。
②左足でCH53をまたぎます。この時、CH53の左前の脚が座面上部に突き出ているので、そこに左足を引っ掛けると安定します。
③右足はハードルをまたぐような感じで。
④FINISH! 僕の髪、ズラみたいに見えますが、断じてズラじゃないです!
*どいてもらったベッキーは後で可愛がってあげます。
CH53は座面の高さが43cmと45cmから選べます。僕の家はYチェアに合わせて43cmです。元々の身長が180cmだった僕がどうにかまたげるくらいなので、僕より身長が低い人は、もう少し座面が低いものの方がいいかもしれません。