下町グルメ探訪112 |
では、本題です。この店は残念ながら、禁煙でもないし、分煙もされていないので、タバコを吸わない人は、気分を害するかもしれません。下町の風情もある古い建物、美味しい酒と料理、接客もなかなかしっかりしているので、その点は残念です。でも、パリから一時帰国中のもも&まっ3夫妻、デザイナーの加賀武見氏と行ってきましたが、みんな大満足してくれたようです。(ちなみに4人とも非喫煙者です)
■大多福
台東区千束1-6-2
03-3871-2521
取り皿がこじゃれてました。お多福の輪郭に隠れた「おでん」の文字がいいですね。
焼豚(自家製)、1260円也。ひらたく言ってしまえばチャーシューです。でも、見た目程に味は濃くなく、肉の味がしっかり感じられ、柔らかいのです。まいう~。
牛すじ(850円)。2日間かけて煮込んでいるそうです。ちょっと甘めの味付けですが、相当レベル高し。
鶏竜田揚げ(850円)。鶏は焼きとか、から揚げとかありますが、これにしてみました。期待以上の味でした。そこらの竜田揚げとは一緒に出来ないでしょうね。
佐渡産もずく(650円)。そこらのスーパーで売ってるもずくとは別物。しっかりした歯ごたえです。
白子。全く臭みがありません。それが美味しい白子の条件ですね。
あんきも。これまたいい味でした。ちゃんと仕込みをしてあるのが感じられます。
さぁ、メインのおでんです。各自色々なものを好き勝手に頼みました。銅製のおでん鍋がいいですね。これが雰囲気ってもんです。これまた見た目程濃くない出汁は、酒のつまみにもなります。松風を思い出すなぁ。どれも美味しいのですが、個人的にはキャベツ巻き必食です。
〆に頼んだおにぎり(300円)。白飯と茶飯の2つです。これがすごいおにぎりでしたよ。おにぎりって相当奥深い食べ物だと思い知らされます。一緒に付いてくる梅干もかなりいいものを使ってますね。
ネットの書き込みを見ると、この店は「高い」という評価が多いですね。確かにおでんにしては高いのかもしれませんが、味のレベルや雰囲気を考えると、十分に許容範囲内ではないでしょうか。だって、飲んで食って6500円でしたからね。僕の中では8000円超えると「おっ、高け~なぁ」となってしまいますが、このくらいだったらいいのではないでしょうか。燗のつけ方も上手なのは特筆すべき点でしょう。「いい店」と言い切る事が出来る所だと思いますです、はい。
おでんもさることながら、(ににの写真ではおいしさがいまいち伝わらないだろう)焼ぶた、立田揚げ(なぜかこういう漢字表記だったねぇ)おにぎりは最高でした。
隣の愛煙者が私たちの側に灰皿を置いて喫煙していたのには閉口したねぇ。愛煙家、嫌煙家ともにマナーは守らねばとクレームしようとしたら、コーディネーターさんがしっかりクレームしてくれました。