DUCATI 998S-FINAL EDITION |
高校生の時にバイクの免許を取り、その当時はNS-RとかRGV-Γとかレーサーレプリカ好きだったのです。K.シュワンツやらW.ガードナーやらがいて、世界GPの楽しい時代でしたからね。それがいつしか、SR系のネイキッドが好きになり、大学時代はYAMAHAのSR-Vをコツコツといじくって乗っていました。かなり長い事SR-Vに乗っていたのですが、TRIUMPHのTHRUXTONを買おうと思って大型自動二輪免許を取得。でも、映画:The Matrix Reloadedを見た時、レーサーでは唯一、デビュー当時からかっこいいと思っていた、916系DUCATIが出ているのを見て、やたらと欲しくなり、ついつい衝動的に買ってしまったのです。
ちなみにこれがそのとんでもない衝動買いの引きがねになったバイクです。
上の写真の映画に出ていた996をモデルに市販化されたのがこの998-Matrixです。
最初はこれを買おうと思っていたのですが、絶対に「S」にした方がいい、ちょうど「S」の最終型が入ってくるというディーラーの店長のススメで、「S」を買ってしまったのです。やっぱりオーリンズのサスが入ってますし、エンジンもちょっと違いますからね。金額差以上の価値はありました。「S」にして良かったです。
しかし、納車の日はまいりました。家に帰るまでのごく数キロ乗っただけで、結構後悔してしまったのですよ。国産車しか乗ったことがない僕にとって、あまりにも扱いにくいバイクだったので・・・。でも、これに乗ってしまうと、他のバイクはつまらなくなってしまいますね。末永く、大事に乗るつもりです。こいつを活かせるのは、やはりサーキットなので、もっと走行会に参加しなくちゃ。やっぱり、サーキット走行は楽しいですよ。路面のグリップもいいし、対向車もいないし、カーブの向こうは見えるしね。
ちなみに1098に試乗した事があるのですが、あれはいいバイクですよ。僕のも相当軽いですが、更に軽い。おまけにとっても素直です。でも、DUCATIらしさが少し失われてしまっている気がするのです。見た目も悪くないけど、やっぱり、Massimo Tamburini がデザインした916系がいちばん美しいと僕はずっと思っている事でしょう。
う~む、美しいですねぇ。乗って良し、眺めて良しの素晴しい乗り物です。
スクリーンはMOTO CORSE、ハンドルはAELLAのものに変えてあります。180cmある僕でもけっこうポジションがきついのです。
バックステップはAELLAです。ノーマルだとつるつる滑りまくりなんですが、これは全く滑りません。アルミ削り出しの造形も美しいですね。ポジションも楽になります。
クラッチレリーズはSTMです。ノーマルだとめちゃくちゃ重いので、とても街乗りは出来ません・・・。
マフラーはノーマルなんですが、TERMIGNONIのカーボンものを入手済です。いい加減、換装せねば。
いつになったら、乗りこなせてるレベルになることやら・・・。
若い時に一世を風靡し、歳を重ねたデザイナーがいまでも昔のままのデザインをしてるのをよく見かけ、寂しい気持ちになる事があります。
タンブりーニは歳を重ねた今でも最前線で活躍するデザイナーの一人でしょう。
まさか彼がペンを持ってデザインしてるとは思いませんが、常に新鮮な感覚とバランス感覚を持って部下のデザイナーを指揮できる人なんでしょう。
タンブリーニの後を継いだテルブランチも決して悪くはないんだけど、ムラがあるように思えてしまうのです。
マトリックスに影響されたのが購入のきっかけ・・・っつーのはよく分る。あまりにもにいにらしい。
しかし、操りきれない乗り物にのって楽しいのかな?
バスの運転手さんがちゃんとバス運転してるなんて方が感心できるんだけど。(またいじわるコメントでごめん。)
操りきれないのを操れるように精進するのが楽しいんだよ。