パリ滞在記Ⅶ 54 |
この日には、僕がセルフ転職祝いで買った、超取っておき、第8の使途降臨です。
BIO、Branc de Branc、RMという僕の好きなシャンパーニュの条件を全てそろえたものの頂点に立つと言っても過言ではない1本。
年間生産量は、たったの150ケース。1ケース6本入りだから、えーっと、たった900本。僕1人でも3年もあれば飲めちゃう量です。
Jacques Selosse Exquise NV
おっ、おっ、おぉぉぉぉぉぉ。肌理の細かい泡立ち。ブラン・ド・ブランのキレやスッキリ感がしっかりありながら、口に含んだ時の芳醇な旨みの広がり方が尋常ではありません。う~ん、今まで飲んだシャンパーニュの中で、一番美味い!
さて、このお酒と共に食すのは、Milanoから持ち帰った、PECKの美味しいお惣菜たちです。
バカラ。これ、抜群に美味しい。でも、とっても高くて、ちょっとびっくりしたけど・・・。まぁ、PECKですから、そのくらいの覚悟はないととね。最後の晩餐だし。
シーフードリゾット。これも美味しい。でも、量がちと足りなかったかな・・・。おつかい、やや失敗です。
そして、これは、僕が何度も栽培に失敗してとうとうあきらめた、カルチョッフィ。2つあれば足りるかなぁ、と思ったら、3つあっても十分でした。おつかい失敗です・・・。
どうも量的バランスが悪いなぁ。算数苦手だからかな。
そして、まっ3が提供した、ブルゴーニュ。
ボルドーやローヌでワイン作りを学んだニコラさんが、減農薬で栽培されたぶどうから作ったこの1本は、一瞬、ブルゴーニュか?と思う程、濃い色をしています。
味もするっとという感じではなく、凝縮された、ピノノワールと言ったような感じです。とっても美味しかった。ごっちゃんでした。
2007 POMMARD/NICOLAS ROSSIGNOL
これは、ももちゃんに「プロシュート・コットを買ってきてくれ」と言われたのに、何故か「プロシュート・パルマ」になってしまった、生ハムです。美味しいのですが、おつかい失敗です・・・。
そして、ここのラルドは本当に美味しいので、ついつい買ってしまいます。脂をなめているようなものなんですが、絶妙なハーブ塩加減がたまらないのです。個人的には、おつかい大成功!
どうしても食べたかった、フンギ・ポルチーニ。たった、これだけで、約20€。計りに乗ったその量を見て、「もっと増やしてくれ」と言いたかったけど、とてもそんな勇気はなく・・・。でもですよ、これがまためちゃくちゃ美味かったのです。ももちゃんからは「高すぎ!」と言われ、「これもおつかい失敗か?!」と思っていたら、食べたら相当満足してもらえたようでした。しかし、国産松茸級ですな。
もったいなから、残り汁でペンネを作ってもらいました。
パリでの最後の晩餐。ジャック・セロスにニコラ・ロシニョールにペックのお惣菜。とっても贅沢で、満足度の高い晩餐でした。
ごちそうさまでした。