煌士 |
義肢装具サポートセンターに煌士(こうし)という名の8歳の男の子が入所している。ここにいるわけだから、足がない。片足股関節から下を切断し、もう片方の足にも大きな手術痕がある。
一緒に付き添いで入所しているお母さんに聞いた所、交通事故でクルマに足が巻き込まれ肉が削げてしまい、切断したそうだ。
大きな試練を背負わされた小さな子が、底抜けに明るくリハビリに励み、他の入所者をなごませている。
学校に行きたいから夏休みを利用して入所したとのことで、リハビリが終わると嫌々ながら宿題をやっている。
煌士、お前さん大物になるよ、きっと。お母さんのこと、大事にしろよ!